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映画館の閉鎖、静鉄グループの再開発ビルのシネコンへの移転に反対します。

  先ごろの新聞報道によれば、七間町映画街の静活株式会社がオリオン座を含む4館9スクリーンを平成21年で閉館し、新静岡駅の再開発ビルにシネマ・コンプレックス(複合型映画館)として出店するという計画が進んでいます。

 近年、映画館の主流がシネマ・コンプレックスとなるなか、七間町映画街は独立館が立ち並ぶ映画街として、多くの市民に愛され続け、商店街とも共存している全国的にも貴重な存在として注目されております。

 今年2月に静岡市中心商店街が市と共に『シズオカ・シネマパーク・フェスティバル』を開催し、多くの映画ファンを集め、3月には静岡の映画館の歴史を、まとめた『静岡映画館物語』が刊行されるなど、静岡市、商店街、および市民が一丸となって静岡独自の映画文化を見直そうとしていた矢先の、この新聞報道は私たちに大きな衝撃を与えました。

 静岡市の中心商店街は旧東海道に沿って展開し、今川氏、徳川氏以来、城下町として数百年にわたり栄えてきました。その中で七間町は明治以降、芝居小屋から映画へと市民に娯楽と文化を提供し続けてきた特徴ある存在です。

 静岡市の中心商店街は商業施設のみでなく、バランスよく様々な施設が配置されされることにより、商業と文化が程よく融合し、回遊性を持つ『文化的繁華街』となっています。静岡市民はこのような中心商店街を支持し、応援し、いつまでも『繁華街』として発展していくことを心より願っています。

 さて今回の新静岡駅再開発計画は交通アクセスの利点を最大限に生かした一点集中型の開発計画であり、静岡が長年にわたり育んできた街の歴史的特性を無視して中心商店街の賑わいを衰退させるという、独善的な開発計画であり、市街地全体の活性化と各地区の役割についての哲学が感じられないことが誠に残念です。

 新静岡センターを利用し愛顧してきた静岡市民が求める街づくりとはあまりにもかけ離れているものといえます。

 七間町名店街はこのホームページ上で、再度、映画館の移転に反対します。

 当ホームページの七間町物語をご覧ください。長い歴史の中で、幾多の芝居小屋、映画館が街と共に歩んできたかがお分かりいただけるかと思います。

新静岡センター大型化・複合化に関する要望書

 平成21年5月14日開催の『新静岡開発計画第2回話し合い』にて『新静岡センター大型化・複合化計画』に関する説明及び質問の回答がございましたが、それに対し私どもの要望を申し曲げます。

 御社の計画によると商業床の面積は31.000㎡ということで、旧新静岡センターの約13.000㎡に比べ約2.4倍の大きさであり、約18.000㎡も増床することとなります。この規模の新しい商業施設が建設されれば、長い年月をかけて発展し、また共存してきた中心商店街と大型店のバランスが崩れ、商店街の通行量の減少、ひいては賑わいの低下が懸念されます。

 また、新静岡再開発計画には10スクリーンのシネコンが建設され、現在七間町にある静活系劇場9スクリーンが移設するということですので、最低でも年間約40万人以上の人通り(映画を鑑賞するお客様の数)が七間町から姿を消すことになります。更に、呉服町通り等に隣接する商店街への影響も避けられない状況です。七間町の映画街と数百メートルしか離れていない場所に、バスや電車のターミナルという好立地を利用して大型のシネコンが建設されれば、現在の七間町映画街は成立できません。これは、百年間も続いてきた全国的にも貴重な映画街を死滅させることになります。静岡市の街の機能全体を考えたとき、これは商店街だけでなく、市民の方々にとっても慣れ親しんできた街並みが消滅することでもあり、大きな問題を含んでいます。

 この度の新静岡再開発計画は、商業床の増床面積が従来の約2.4倍.そして滞留時間の長いシネコンがテナントとして入居することを考えた場合、近隣地区から流入する車は飛躍的に増え、更に隣接する通りには駐車場待ちをする車が列を作ることになります。現在でも静岡市中心部での渋滞が問題になっておりますが、今以上に渋滞が悪化することは必至であります。御社は、鉄道、バス、タクシー等を運営する公共性の高い企業であり、静岡市内の交通道路事情については、充分に配慮すべき立場にあると思われますが、今回の計画は周辺地域に与える影響を配慮しているとはいえません。

 以上の理由から、現在発表されている御社の『新静岡センター・大型化複合化』については反対の意思を表明いたします。

 御社はこの『新静岡再開発計画』を推進することで、静岡市の中心商店街の活性化が図れると主張されております。しかしながら、現実的には交通のターミナルの機能を持つこの巨大な新ビルだけに買い物客が集中することになります。買い物だけでなく、飲食や映画も含めたワンストップ型のショッピングが成立し、他の商店街に人が出てこなくなります。これは、国の認定を受けた『静岡市中心市街地活性化基本計画』に基づき、中心市街地全体の活性化を同時に進めることを基本とした、まちづくり計画と相反するものといえます。むしろ、商店街全体の弱体化を促進するものと思われます。

 従いまして、是非御社の『新静岡再開発計画』と既存の商店街との共存共栄ができます様に、下記の通り要望いたします。

1、旧新静岡センターと同規模の商業スペースを持つ建物に縮小・変更することを要望する。

2、七間町の映画街を残すためにシネコン導入を再考することを要望する。

3、周辺の道路事情および駐車場の問題については、専門の調査機関に調査を依頼することを要望する。

4、市街地の中心部にこれ以上車を呼び込まないために、LRT等の公共交通機関の導入を早急に検討し、それに対応できる計画にするよう要望する。

5、静岡のまちづくりのために責任ある企業として、中心市街地全体の活性化に寄与する計画とすることを要望する。

 

静活株式会社への要望書

 先頃、貴社が静活系劇場4館9スクリーンを平成23年で閉館し、新静岡駅の再開発ビルのシネマ・コンプレックス(複合型映画館)として出店する計画を表明されたことに関し、私共、静岡の地元商業団体として強い懸念を感じざるを得ません。

現在、映画館の主流ががシネマ・コンプレックスとなるなか、七間町の映画街は独立した映画館が立ち並ぶ映画街として、全国的にも貴重な存在として注目されています。

 今年の2月には商店街が主催した『シズオカ・シネマパーク・フェスティバル』が開催、また静岡の映画館の歴史をまとめた『静岡映画館物語』が刊行されるなど、静岡独自の映画文化が見直され始めようとした矢先の発表であり、私たちは驚きとともに、歴史ある七間町映画街の行く末を案じています。

 静岡市の中心商店街は駿府城の城下町として旧東海道の沿道に栄え、七間町の映画街もその前身の芝居小屋から発展、100年以上の歴史を経て現在の姿があります。

 先人の知恵により、市街地にはバランスよく要所が配置され、七間町は商業と芸能の街として位置づけられてきました。時代は移り現在に至るも、その役割は大きくは変らず、静岡の中心市街地は消費者の回遊性が保たれる街として、全国的に商店街が衰退する中、奇跡的に生き残ることができました。

 今回の計画は、街の歴史的特性を無視し賑わいを衰退させ、映画街が壊滅的打撃を受けることは明白であり、同地の商業者にとっては死活問題です。

 貴社が移転の理由の一つにあげる劇場の耐震問題は、地元の商店街の協力による、同地での再開発事業であれば行政面からの支援も可能であり、解決の方策もあると思われます。

 歴史ある七間町映画街を存続するため、移転計画を再考して頂き、同地での営業を継続して頂けることを強くお願い申し上げます。 

 

静活株式会社への要望書

(七ぶらシネマ通り繁栄会/七間町三丁目班からの要望書)

 私たちは映画館のある地域に店を営業又は住居にしているものです。

 今般、貴社が平成23年で当地での営業を止め、新静岡駅の再開発ビルにシネマコンプレックスとして出店するという発表を受け、この地域の住民として深い落胆と失意の念を覚えました。当地域、商店街の歴史はまさに貴社の歴史そのものです。

 大正9年『電気館』の誕生以来90年余りの間、老舗の映画館として映画ファンに受け継がれ、映画館をコンセプトにした街づくりをしてまいりました。松竹撮影所まで足を運び貴重な映写機・ランプ等をいただき、通りに展示し、街行く人々の目を楽しませてきました。

 ここに映画館があるからこそ、このモニュメントの存在意義があるのです。

 映画館なくしてこの街・商店街は成立し得ません。

 貴社が移転すれば映画館のお客様はシネマコンプレックスに持っていかれ、街は死滅するほかありません。

 一企業の経営上の問題とお考えなのかもしれませんが、貴社の御判断が適切なのか、御自身の会社さえよければそれでいいのか、私たちは憤りさえ感じています。

 貴社の移転はこの地域一帯に計り知れない影響を及ぼします。一度衰退した街は二度と元に戻ることはありません。

 私たちは現在の独立した形の映画館の経営効率が悪いことも理解しています。

 建物の老朽化・耐震補強の問題などに江崎社長が頭を悩ませていらっしゃることも、近い将来、現在の劇場をシネマコンプレックス化しなければならないことも分かっております。

 しかし、それはこの創業の地でできないことなのでしょうか。

 映画館があれば今まで通りお客様はこの地域を目指して来て頂けます。

 この地域での再開発による シネマコンプレックスに対し支援をお願いすることも可能です。

 もう一度、私達と共にこの地域の将来を真剣に考えて頂けないでしょうか。

 街の活性化に力をお貸し頂けないでしょうか。

 貴社がこの地に留まり営業を続けて頂けることを切にお願い申し上げます。

 

 

 

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