大正時代 県立高女入学記念

大正12年
1月、虎の門事件が発生。難波大助が摂政である皇太子殿下を狙撃。
2月、丸の内ビルディングが完成する。現代まで呼称されてきた丸ビルの落成である。
3月、日本初の空母が着艦。吉良俊一大尉が十年式艦上戦闘機を以て、着艦実験に成功し、金杯賞を賜られた。
4月、落語の「兵隊」が初演される。柳家金語楼師匠の代表作であり、昭和落語史の幕開けとなる名作である。
6月、「新世界より」初演奏。東京派遣所軍樂隊管弦楽員により帝國ホテルにて、ドボルザークの交響曲第9番を日本初演。
9月1日、関東大震災が発生。関東一府六県の死者9万1千名、傷者5万2千名、不明者1万3千という大惨事となった。
軍は所沢飛行場より震災救援の為、飛行機を出動させる。震災に際し、関東海現司令部が設置され、戒厳令が布かれた。
近衛第一師団と、第二、第三、第十三、第十四、第十五師団の各一部が出動し、警官と協力して警戒に当たった。
皇室からは一千万円の救護費が御下賜された。
11月、関東大震災の戒厳令がようやく解除される。

後列の女性が県立高女に入学し制服を纏ったやすである。
萩原家の家族との記念撮影。

大正12年の撮影。