大正時代 寄席の入道館

七間町通りを駒形方面から県庁方面に向かって写す。
正面は県庁、向かって右のトンガリ屋根が不動貯金銀行、左中ほどの二階建ての建物はキネマ館、手前に魚市、右手前「浪花節」の旗のあるところが寄席の「入道館」、当時は浪曲、講談、漫才、奇術などを行う。
向かえは洋食カフェ、その向こうが松乃寿司、塔の見える建物は洋食の三盛楼。
現在の七間町カーサ前、パチンコ銀座会館の近辺。

この写真は大正中期の撮影である。県立中央図書館蔵の「絵はがき」より。
「絵はがき」により数多く頒布されたので静岡を紹介する資料としては比較的、有名である。

カラー写真は、ほぼ同じアングルから撮影した現在の様子である。

平成22年4月撮影。