大正時代 電気館

電気館

七間町に映画館が立ち並んだのは理由がある。まず、市民が立ち寄りやすい土壌が七間町にあったということ。古くは安部の市が開かれている。江戸時代には七座設けられ、人々が集まってきた。

電気館は大正九年七月二日に開館した静活の核となる映画館である。
木造モルタル三階建ての豪華な洋風の映画館で「キネマ館」と共に静活の双璧となった。

大正時代撮影の電気館。後に静岡大火で焼失するが、別の館でその名前は受け継がれる。

電気館は、その名前はそのままに、時代と共に館が変遷して行く。