大正時代 扇子屋

扇子屋(おうぎや)

江戸時代から続く店も、明治から大正期にかけて創業した店も、いずれも名店と言われるようになってゆく。
特に七間町には評判を呼ぶ数々の飲食店が並んだ。

七間町の中でも、極めて長い店歴を誇る老舗であった扇子屋。
七間町札之辻町を代表する店でもあった。
江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を和菓子、洋菓子の製造販売を続け店の扇の商標は又、七間町の歴史でもあった。

写真は大正初期撮影の扇子屋店舗のファサードと店内の様子。
創業以来いくたびも火事で焼け、大正10年新築した店舗が3枚目の写真である。
この後、大正12年には喫茶部が開業し、静岡で話題の店となった。