お祭の装飾

廿日会祭(はつかえさい)と七間町

江戸時代から受け継がれてきた静岡浅間神社の伝統行事「廿日会祭」。
舞を奉納する稚児らを迎えるために山車を引き回す「ねり」を七間町は全町挙げて昭和三十七年までやってきた。
以降は青葉学区のねり、中央商店街のねりとして参加している。

写真は廿日会祭の装飾をした、春の七間町札之辻町。
右から二番目の建物は明治銀行、後の静岡市信用組合、現在の静岡信用金庫。

昭和10年撮影。


下の写真は、ほぼ同じアングルから撮影した現代の様子。
平成22年4月、紅白幕で祭の装飾が施された札之辻。
二つの写真には75年間の年数の隔たりがあるが、町並みを装飾して廿日会祭を迎える市民の気持ちは同じである。