ラビット

昭和30年代、青葉通りで開かれた杉山モータースの自動車ショー。沢山の人々が商談に訪れている。

上の写真はラビットである。昭和20年の終戦により中島飛行機から改名した富士産業、現在の富士重工業が生産した二輪車のブランド名。第二次世界大戦終了直後に入手したアメリカ合衆国製のパウエル式スクーターを手本に、日本国内の経済性や道路事情を考慮して開発された。一般にはラビットスクーターの名でもよく知られる。昭和21年から昭和43年までの22年間に渡り製造され、一部モデルは海外へも輸出された。その後、一般家庭への自動車の普及や、本田技研工業のスーパーカブの台頭などもあり昭和43年6月に生産を終了した。下の写真はトラック等の展示、販売の様子である。トラックの後方にアライ写真館の店舗、看板が見える。