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明月の前で
明月の前で 静岡商業時代の叔父と努
七間町の天麩羅店「明月」の前で自転車に跨る二人。
この通りは七間町の肋骨通り、現在の北ワシントンホテルから青葉通りに通じる道路である。
写真左手に飲食店「三休」が見える。この店舗は黄金饅頭と中華そばが有名であった。
その先、左右に交差する道路が七間町通りである。
自転車の背後に軽自動車「スバル360」が見える。
現在レガシー等の乗用車で独自の技術を誇る富士重工業が、昭和33年に発売を開始し大ヒットとなった軽自動車であった。
航空機の技術を採用し比較的廉価で大人4人の乗車を可能とした、当時としては非常に高性能な車であった。
この後、昭和30年代以降のモータリゼーション到来の時代の魁となる確固とした、国民車、大衆車の地位を獲得した。
丸くかわいい容姿から「てんとう虫」の愛称で呼ばれ、これは独フォルクスワーゲンのタイプ1が「かぶと虫」と呼ばれた事に対比している。
昭和35年前後の撮影。