洗濯

洗濯する母
大きなたらいで洗濯をする母と弟。

昭和30年代、未だ一般の市民にとって家庭電化製品は高嶺の花であった。

一例として、現代のパナソニック、当時の「松下電器産業」で全自動洗濯機の一号機が開発されたのが昭和40年であった。
給水から脱水まで、洗濯のすべてを自動でできたら、という夢を実現する画期的な商品であった。
容量1.8kgで定価58000円。高卒初任給が17200円であるから、かなり高価な買物であった。

写真はたらいと洗濯板、洗濯石鹸で家事をする金魚屋陶苑の家族の様子。

昭和32年撮影。