復興祭

復興祭

昭和24年、静岡市が「戦後復興祭」という商店街の祭を開催した。
終戦後、凄ましいインフレの波に襲われた市民の生活であったが、終戦から約4年で落ち着きを取り戻しつつあった
戦後の混乱期を必死に生き抜いてきた市民は娯楽に飢えていた。
その為、商店街のみでなく一般市民からも大歓迎された祭であった。


現在の昭和通りと七間町通りのスクランブル交差点前から東北の方角、県庁方面を写した一枚。
写真右手の上部に市役所旧庁舎が見える。
「祝 復興祭」の看板に、新憲法制定を祝す文言も見える。

記録では昭和21年撮影とあるが、復興祭と新憲法制定後、そして町並みが復旧した様子から昭和24年撮影と推測される。