金魚屋陶苑

金魚屋陶苑(きんぎょやとうえん)の大売出し

戦後、暖房器の主役は火鉢だった。
秋深まると貨物列車一台(一車)分の火鉢が大八車四台分に積み替えられて到着する。
隣、「三本屋食堂」「オリオン座」の奥の煙突は戦前あった日本銀行のもの。
まだ信号機もなく、お巡りさんが手信号で三輪自動車などをさばいていた。

写真は大八車に山のように詰まれた火鉢が到着したとき撮影されたと思われる写真。
金魚屋陶苑のアーケード下に、棚ざらえ大売出しの横断幕が見れる。

上の写真は記録では昭和24年撮影とあるが、右手に映画館「旧オリオン座」の看板が見える。この映画館は昭和26年開館であるので、昭和26年以降の撮影と思われる。
下の写真、店舗の店内の様子は昭和25年撮影。