宝台橋(ほうたいばし)

七間町の隣町、常磐町に宝台院というお寺がある。宝台院は徳川家康の側室で二代将軍秀忠公の生母、西郷局昌子(お愛の方)の菩提寺である。現在はアソカ幼稚園も併設され七間町とは縁の深いお寺さんである。

この宝台院のすぐ南側、現在の黒金町に宝台橋があった。当時の国鉄東海道本線は未だ高架化されておらず、この鉄道線路を北側の国道一号線側から駅南の馬渕までを跨ぐ為の重要な陸橋であった。国鉄東海道本線の高架化と共に宝台橋は撤去されたが、静岡市民には交通の要衝として思い出深い陸橋である。

写真は宝台橋歩道上での記念撮影と宝台橋北側の全景である。昭和22年撮影。