店先で遊ぶ

ロイド眼鏡に 燕尾服
  泣いたら燕が 笑うだろ
  涙出た時ゃ 空を見る
  サンドイッチマン サンドイッチマン
  俺らは街の お道化者
  とぼけ笑顔で 今日も行く

  嘆きは誰でも 知っている
  この世は悲哀の 海だもの
  泣いちゃいけない 男だよ
  サンドイッチマン サンドイッチマン
  俺らは街の お道化者
  今日もプラカード 抱いてゆく

  あかるい舗道に 肩を振り
  笑ってゆこうよ 影法師
  夢をなくすりゃ それまでよ
  サンドイッチマン サンドイッチマン
  俺らは街の お道化者
  胸にそよ風 抱いてゆく

  「町のサンドイッチマン」昭和28年発表の流行歌。

七間町、札之辻の「くろがねや」では大鍋をはじめ大ヤカン、大水筒など特別注文の大物を展示していた。店先の大鍋の中で遊ぶ七間町の子供の風景である。写真ではわかりにくいがこの少年の名札には斉藤とある。昭和28年の撮影。