学徒出陣

徒出陣(がくとしゅつじん)

昭和20年
昭和20年3月東京大空襲、死者は8万人を超え無差別空爆が始まり都市生活は恐慌に陥る。
同じ月、大阪大空襲、神戸も大空襲を受け硫黄島では日本軍が玉砕する。
4月にはアメリカ軍が沖縄上陸、小磯首相が退陣し鈴木貫太郎内閣(海軍)が成立。
欧州ではムッソリーニが処刑されヒトラーが自殺、翌月の5月ドイツが降伏。
6月、沖縄玉砕。8月広島、長崎に原爆が投下される。
8月15日、日本はポツダム宣言受諾で敗戦を認め、阿南陸相が自殺する。
同月、インドネシア独立宣言。ソ連軍が朝鮮半島北部を占領、避難の日本人虐殺が相次ぐ。月末にはマッカーサーが来日する。
9月、降伏文書調印。マッカーサーが朝鮮半島の米ソ分割統治を決定。東條元首相が自殺未遂をし、杉山元帥が自殺する。
同月、枕崎台風が来襲、死者は3756人にのぼった。現場の教師が自主的に教科書の墨塗り始める。
9月27日、昭和天皇がマッカーサーを訪問。
10月、共産党関係者ら思想犯の釈放が終わる。同月、国際連合発足。
11月、社会党が結成。共産党が再建する。
12月、GHQの逮捕指令で近衛文麿が自殺する。

写真は七間町の自店前から学徒出陣をする様子である。
学徒出陣とは第二次世界大戦末期の昭和18年以降に兵力不足を補うため、高等教育機関に在籍する20歳以上の
文科系および一部の理系学部の学生を在学途中で徴兵し出征させたことである。

昭和20年1月20日撮影。