報国隊

報国隊

国民精神総動員(こくみんせいしんそうどういん)は、第一次近衛内閣が行った政策・活動の一つで 国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)を推進した運動である。

昭和12年7月7日に起こった、「盧溝橋事件」以降の、支那事変に関連し、第一次近衛内閣が推進して行った。
この運動は「挙国一致」「尽忠報国」「堅忍持久」の三つのスローガンを掲げ国民を戦争遂行に協力させようとしたものである。
後に、国民精神総動員中央連盟、大政翼賛会などが推進した。

戦意昂揚の標語として「贅沢は敵だ」「欲しがりません勝つまでは」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「遂げよ聖戦 興せよ東亜」「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」「石油の一滴、血の一滴」等と国民に耐乏生活を強いたのである。この頃には、「日の丸弁当」奨励、「パーマネントはやめましょう」なども叫ばれた。

写真は静活が社内で組織した「芸能報国隊」である。
勤労報国隊は一般的であるが芸能報国隊は珍しい。

昭和18年前後の撮影。