豆まき

江戸時代から七間町には注目される店が数多くあった。
明治に入ってから他の町から移転してきた店もある。
七間町に店を出したいという願いは、古くから創業者たちに強くあったのだ。

写真は「扇子屋」の豆まきの風景である。
七間町の中でも、極めて長い店歴を誇る老舗であった扇子屋。
七間町札之辻町を代表する店でもあった。
江戸、明治、大正、昭和、平成の各時代を和菓子、洋菓子の製造販売を続け店の扇の商標は又、七間町の歴史でもあった。
写真、左から三人目の人物が扇子屋、十七代目庄兵衛である。

明治時代の撮影、撮影年度不詳。